モリンガの効果,効能をリサーチ。今、話題のスーパーフード

モリンガとは一体何か?

最近日本でも少しずつ「モリンガ」の知名度が上がってきました。
もともとは、2007年ごろに、国連の世界食糧計画に選定され、注目され、そこからマスコミが取り上げるようになったのが始まりでした。それまで日本で「モリンガ」という単語を知っている人はほとんどいなかったのではないでしょうか。
最初にマスコミに取り上げられだした頃は、あるタレントさんの「おならの匂いがなくなった」というコメントから「おならの匂いを消す植物」という認識が広がってしまいました。それも、間違いではないのですが、モリンガの本当の凄さはそこだけではありません。
そもそも、モリンガとは一体何なのでしょうか。
実はモリンガは、正式名称が「モリンガ・オレイフェラ」で、西洋わさびの木のことを言います。日本でわさびと言えば、水辺に生息する「水わさび」を思い浮かべるかもしれませんが、モリンガは、れっきとした樹木です。見た目も完全に樹木なのですが、それでもわさびはわさび。日本と同じように、葉だけでなく茎や根も食べることができます。そして、その栄養価が、ことごとく高いというのが、モリンガの一番の特徴です。
紀元前2500年ごろの北インドが発祥とされており、当時のインダス文明の東洋医学の中でも「300もの病気を防ぐ」と記載されていました。現在では熱帯・亜熱帯地方に広く自生・栽培されており、発芽から2年で10メートルを超えるという生育の早さも特徴です。栄養価の高さと生育の早さから、インドやスリランカではハーブ療法にモリンガが使われており、3000年以上「奇跡の木」と呼ばれています。
また、この植物は素早く成長しながら二酸化炭素を大量に吸収するので、世界的な問題となっている温暖化対策の植物としても注目が集まっています。一般的な植物の約20倍もの二酸化炭素を吸収するといわれています。
日本国内でも栽培する農家は増えており、モリンガ茶であったり、モリンガの成分を含んだサプリメントであったり、パウダーであったりと、様々な方法で摂取されています。

 

 

 

モリンガの効果・効能と注意点

今注目のモリンガですが、実際にはどのような効果があるのでしょうか。

効果①アンチエイジング
モリンガには、実は赤ワインの8倍のポリフェノールが含まれています。そのため、若返りやアンチエイジングの効果があります。

効果②抗菌・消臭
モリンガは、熱帯地域であればどんな劣悪な環境でも育ちます。その理由は、バクテリアを跳ね返す強い成分が根から出ているからといわれています。また、モリンガの種は汚水に入れると浄化作用まであるそうです。それだけの抗菌作用のある植物ですから、摂取するだけでなく口に含むだけでも口臭を防ぐ効果があります。お茶などを飲むのもよさそうです。

効果③美肌
レタスの28倍もの食物繊維が含まれるモリンガを飲むと、腸内環境がよくなるため、吹き出物やニキビは減ります。お化粧のノリがよくなるという声も多いようです。

効果④ダイエット
これが目的でモリンガの摂取をはじめた方も多いのではないでしょうか?
モリンガは「代謝を上げて脂肪燃焼の効率を効率的にする」「食欲を抑制する」「整腸作用がある」などの効能があり、それらはすべてダイエットにつながります。

効果⑤アレルギー
抗菌作用から派生して、アレルギーにも効くようです。
広く効果が出たと言われているのは花粉症です。「完全に治った」というような報告は聞いたことがありませんが、「症状が軽くなった」という報告はよく聞きます。

これだけの効果があり「世界一栄養価の高い植物」であるモリンガですが、注意をしなければいけない事があります。厚生労働省の発表によると、メスのラットにモリンガを投与したところ流産を起こしたケースがあったそうです。そのため、妊娠中の女性は、念のため摂取を控えた方がいいでしょう。また、豊富な食物繊維により腸の働きが良くなり、便通が多くなりすぎることもあるようです。
ただしこれは「念のため」といったところで、医薬品ではなく天然の植物のモリンガに、体内にダメージを与えるような成分が入っていることはあり得ません。モリンガに限らず、どんな食べ物であっても、飲み物、サプリメントであっても、過剰な摂取は何らかのアクシデントを起こす可能性はありますので、注意が必要です。

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