老化防止に「モリンガ」が注目され始めた理由
「シミやシワ」気になりますよね。
発生予防のため、毎日洗顔の後に化粧水や美容液を欠かさない、そんな方も大勢いらっしゃることでしょう。美容整形クリニックや皮膚科の先生監修の基礎化粧品がたくさん販売されているくらいですから。
しかし、美容整形の第一人者のご意見は…
何と、「化粧水や美容液では肌の状態を改善することはできない」の一点。
もちろん、化粧水や美容液には肌の保湿作用がありますから、「肌の保湿」のためには有効なのでしょうが…それって、根本的には、肌の状態は何も変わってないですよね。
そうです!
肌の状態を根本的に解決しようと思ったら、
①美容整形クリニックや皮膚科クリニックを受診。ドクターに処方された薬を服用したり、医師の下で皮膚を人工的にやけどさせて皮膚細胞の再生を促すなどの、医学的エビデンスに基づく「治療」を受ける。
もしくは、
②紫外線を防いだり、食生活を改善したりして、アンチエイジングし、カラダの老化を防止する。
のどちらかを選ぶしかありません。
モリンガに興味のお持ちのみなさんは、きっと②の方向性に可能性を見いだされているのではないでしょうか?
もちろん、お金がたくさんあるのなら①を選択しても構わないのですが…
「アンチエイジングのために生活習慣を改善する→老化が防止できる→結果として肌も美しくなり、糖尿病や動脈硬化などの病 気にかかるリスクも減る→医療費も削減できる」
こう考えると、長期的に見たときのコストパフォーマンスは、②のほうが高いかもしれませんね。
紫外線対策は、別のコラムに譲るとして、ここでは、「食生活の改善による老化防止とモリンガの有効性」についてフォーカ スしていきたいと思います。
そもそも、老化って、どうして起こるのでしょうか? 何故老化防止に、食生活の改善が必要になってくるのでしょうか?
エビデンスに基づく「モリンガのアンチエイジング効果」
老化の原因は複数考えられていますが、その一つとして、「タンパク質の糖化」が挙げられます。
カラダの中に、「タンパク質と糖質が結びついた物質」が蓄積することによって、細胞が固く小さくなり、結果としてカラダの本来の動きができなくなってしまうのです。
この物質は、AGEsと呼ばれているのですが、カラダのなかに一度作られると、ずっとそのまま居座ってしまう、という性質をもっています。
年齢とともに、お肌のきめが荒くなったり、シミやシワが増加するのは、この「AGEsの蓄積」が原因です。
さらに恐ろしいのは、AGEsがお肌の老化に関係するたけでなく、アルツハイマー病や糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞発症とも、深い関わりがあることです。カラダの中には、なるべくAGEsを作りたくありませんよね…
以前は、AGEsを作らないようにするためには、人工的な化学物質で対抗するしかありませんでした。
ある種の痛み止めや、糖尿病性腎症の治療薬として開発された「お薬」です。一般の人には、手に入らないものですね。
因みに、糖尿病性腎症治療薬として開発中だったピリドキサミンは、2008年には開発中止となっています。何故開発が中止になったのか?それを説明する文献がなく…確かなことは言えないのですが、おそらく、副作用も相当なものだったのでしょう。
最近になり、AGEs生成を防止してくれる成分が、食品中にも見つかるようになってきました。それが、ポリフェノールです。
モリンガには、ポリフェノールが多く含まれています。(赤ワインの8倍)
ポリフェノールには高い抗酸化作用があり、カラダの中で起こっている老化反応をストップしてくれています。このことは、2014年に発表された東海大学の論文でも明らかになっています。