若々しい肌に。老けたくないあなたに。モリンガの栄養素を徹底解析!

世界から注目を浴びているモリンガに秘められた栄養素の数々

「奇跡の木」「ドラムスティックの木」といった愛称で親しまれている南アジア原産のモリンガはご存知でしょうか。ビタミン・ミネラル・タンパク質などの栄養素が豊富なだけでなく、抗炎症作用や抗酸化作用があることから数千年に渡ってアーユルヴェーダにおいて医療用ハーブとして使用されてきた伝統ある植物です。
栄養価の高い野菜や果物はたくさんありますが、こういった食品と比較してもモリンガの栄養素はずば抜けて高いのです。モリンガに含まれている栄養素の一例を挙げると

・赤ワインの8倍のポリフェノール
・ニンジンの10倍のビタミンA
・バナナの15倍のカリウム
・ほうれん草の25倍の鉄分
・オレンジの12倍のビタミンC
など異常とも言えるレベルの栄養を有しているのです。こういった栄養素が含まれているのはモリンガの「葉」だけではありません。一口にモリンガと言っても様々で、モリンガの「さや」、モリンガの「葉のパウダー」にはさらに別の栄養素が含まれているのです。モリンガの「さや」や「葉」の実に75%以上が水分であるため、重量あたりの栄養素はそれだけ少なくなります。これに比べてモリンガの「葉のパウダー」は乾燥させて作られているため、重量あたりの栄養量が多くなる傾向にあります。
またモリンガの木は発展途上国などにおいても急速に成長することから、貧しくて食事から十分な栄養が取れない子どもたちの食事に取り入れようとする動きも見え始めています。日本でスーパーフードと言えば「大麦若葉」や「スピルリナ」が有名ですが、モリンガはこういった食べ物と肩を並べるレベルの栄養素を秘めている植物と言って良いでしょう。
他にもポリフェノールをはじめとした抗酸化物質を大量に含んでいるために、アンチエイジングに活用している人も増加しています。人間の身体は日々新陳代謝が行われ、入れ替わっています。この際に細胞にダメージを与えると言われているのが活性酸素です。活性酸素は体内にある異物を攻撃する良い働きもしますが、良い細胞まで攻撃してしまうという悪い性質も有しています。モリンガには過剰に発生した活性酸素を抗酸化物質によって除去する働きがあります。歳をとると肌の状態や体力が衰えてきますので、若返りを目指す人にモリンガは人気ある植物となってきているのです。

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医療用のハーブとして脚光を浴びるモリンガ

モリンガはインドやインドネシアにおいて古くから病気の治療に使われてきたハーブです。栄養状態を改善するだけでなく、さまざまな病人を救う薬として活躍した歴史がある植物なのです。
モリンガにおいて注目されている効能の一つが「血糖値を下げる働き」です。食生活が豊かになった現代の先進国において増加しているのが生活習慣病です。生活習慣病は具体的に糖尿病・肥満・高コレステロール血症・脂質異常症のことを指します。特に糖尿病は血糖値が下がらないことに起因する重大な病気として認識されています。糖尿病は放置すると心臓関連の病気や白内障などのリスクが高くなる可能性があるからです。血糖値を下げるために毎日インスリンの注射を打つ必要のある患者が日本全国にいます。こういった糖尿病患者に有効とされているのがモリンガです。モリンガの葉を含む食事を続けた糖尿患者の血糖値が下がったとする研究報告もされています。
モリンガにおいて次に有名な作用が「抗酸化作用」です。モリンガには合計で46種類の抗酸化物質が含まれていると言われており、体の老化が気になる人には嬉しい成分が含まれているのです。抗酸化物質の代表であるビタミンCやベータカロチンの他にもケルセチンというフラボノイドやクロロゲン酸というコーヒーに含まれているポリフェノールが入っていることが知られています。老化の原因は体内で発生する活性酸素に由来しているとされていますので、定期的にモリンガを摂取することで老化のプロセスを遅らせることができます。また肉体の抗酸化だけでなく、肉に混ぜることで保存料となり食品添加物使用できるとしている報告もされています。
さらに注目すべきはモリンガのコレストロール値を低く抑える効能でしょう。高コレステロール血症になると動脈硬化のリスクが上昇し、最終的には心臓病のリスクが高くなるとされています。コレストロールを下げる働きを持つ食品としてはアーモンドや亜麻仁油が有名ですが、これらの食品と並ぶほどの作用があるとされているのがモリンガなのです。
またいくつかの動物実験により、モリンガには抗炎症作用があるという研究結果が出ています。炎症が慢性化すると体の調子が悪くなりますが、モリンガの葉・さや・種などを摂取することによって炎症を和らげることが可能となるのです。これは主にモリンガに含まれるイソチオシアネートと呼ばれる成分が関わっているとされています。また服用するだけでなく、皮膚の炎症などにも効果があるとされているので、ニキビの炎症が起きている部分に塗布するという方法も行われています。
最後に意外な効用として「ヒ素毒の中和」です。米をはじめとした食品には微量ながら毒となるヒ素が含まれることがわかっています。長期間にわたってヒ素を摂取し続けるとガンなどの健康問題が起きるとされており、体をヒ素から保護する働きがあるかもしれないとする研究報告がされています。

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